マーフィー流トレードのチャートの一つである「スーパーボリンジャー」。
以前、±1から±3σまでのラインと遅行スパンの合計8本で構成されており、終値とそのラインの位置関係により、現在どの局面にいるのかと言う点について学びました。
8本のラインで構成される「スーパーボリンジャー」ですが、いまいちどスーパーボリンジャーバンの特徴を考え、ポイントを復習してみることにしました。
変わることのない普遍的なことであるため復習、再認識はとても重要だと思います。
ポイントは3つです。
センターラインと±1σラインと実勢レベルの位置関係
最初のポイントは、「センターラインと±1σラインと実勢レベルの位置関係」です。
実勢レベルでの“終値”が+1σラインを上回っている時、「実勢レベルが+1σラインに支えられて上昇する”堅調相場”」と判断できます。
実勢レベルでの“終値”が−1σラインを下回っている時、「実勢レベルが−1σラインに支えられて下落する”軟調相場”」と判断できます。
終値で判断するのがポイントで、ざら場で±1σラインを割ったとしても終値で支えられていれば相場継続となる点が重要です。
センターラインの方向や傾き
スーパーボリンジャーのセンターラインは21本単純移動平均線で、2つ目のポイントは、この「センターラインの方向や傾き」です。
堅調相場の場合には上図上昇矢印のようにセンターラインは右肩上がりとなります。
逆に軟調相場の場合には、下降矢印のようにセンターラインは右肩下がりとなります。
上のチャートでは、一旦軟調となった相場が、☆印のあたりで再度+1σラインを超えて、再度堅調相場に変化しています。
この時面白いのは、☆印の時の遅行スパン。ローソク足に絡んでいたのが見事に離れる動きとなっています。
センターラインのみならず、±1σライン、±2σラインの含めて分析すると、センターラインのみで判断するよりも判断が早くでき、精度が高まると思います。
スーパーボリンジャーのバンド幅
最後のポイントは、「スーパーボリンジャーのバンド幅」です。
収束方向にあるのか、拡大方向にあるのか、見極めることが大切です。難しいことはなく、チャートをパッと見ればわかります。
バンド幅が収束傾向にある時は、相場のトレンド性が弱くなっている、拡大傾向にある時は、相場のトレンド性が強くなっていく状況であると判断できます。
筋肉のように収束しては、拡大して…を繰り返し相場は動いていきます。
「収束した後には拡大がある=トレンド性が生まれる」と考えても良いでしょう。
参考にした記事など
使用しているチャートについて
当サイトで使用しているインディケーターは、マーフィー氏が動画で公開している内容を元に自作したMT4用のスパンオートシグナルです。配布等は行っておりません。
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自作スパンオートシグナルについてはこちらからの記事をご覧ください。
https://bratto.org/market/7156158/
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