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深川フットパス 国見ルート (11km) (2/2) 〜音江山麓の丘陵地帯に広がる石狩川と広大な田園風景〜

ライフスタイル

今回は、深川市の深川フットパス「国見ルート」を歩きます。

深川フットパスは、音江山麓の丘陵地帯に設けられたコースで、蛇行する石狩川と、そこに広がる田園の景観が魅力で、ほとんどが上り、下りの勾配があり、丘陵を自然を楽しみながら歩くことができます。

今回の「国見ルート」は、2つの展望台と教会などを巡る深川フットパスを代表するコースです。

この記事は、その後半です。

前半はこちら↓です。

今回のルート

みどころ・スポット

旧鷲田農業事務所・深川市水稲発祥の地

音江小学校の前の公園での一休みを終えて、再び歩きます。

ほどなくして、深川市の文化財・史跡である「旧鷲田農場事務所」と「深川市水稲発祥の地」があります。

旧鷲田農場事務所

鷲田軍蔵氏が事務所と住居を兼ねて、明治43年から3年の歳月をかけて建てられたものです。昭和の初めに音江村に売却され村役場や公民館として使用され、この間に増改築されましたが、平成13年に今の姿に改修されました。

史跡 | 北海道深川市
深川市水稲発祥の地

明治23年に高橋惣吉氏が旧上川道路近くの音江川沿いの湿地10アールほどに種もみをおろし、これが深川市での最初の水稲栽培といわれています。

有形文化財 | 北海道深川市

音江神社

「深川市水稲発祥の地」から少しのところには「音江神社」です。

階段を上り、境内に入ります。木に囲まれ、奥まって拝殿があります。

歴史を感じる「音江神社」の文字が印象的です。

北海道ふかがわ観光サイト| 音江神社

イルムの丘 ユースファーム

「音江神社」付近から緩やかな上りになり、右手に「イルムの丘 ユースファーム」が見えてきます。

秋(9月~11月)に収穫をむかえるリンゴをメインに栽培しています。

園内にはファームイン、ユースホステルもあり宿泊施設としても利用できます。

リンゴの木をまるごと一本購入するオーナー制度を導入しているため、それぞれの木にはオーナーの名前が付けられています。

一年通してリンゴを楽しめるとのことです。

イルムの丘ユースファーム
当園は、北空知(きたそらち)平野を一望する丘にあり、秋(9月~11月)に収穫をむかえるリンゴをメインに栽培しています。 園内にはファームイン、ユースホステル本館(定員14名)、また別館ログコテージ(定員5名)の小さな宿泊施設も兼営しています...

「イルムの丘 ユースファーム」を過ぎると上りもきつくなってきます。

頑張って、上りきったところにある「国見峠・国見公園」を目指します!

国見峠・国見公園

急な上り坂を上りきり、左手にあるガードレールのついて道をさらに登っていくと「国見峠・国見公園」です。

石狩川と広大な田園風景が目の前に広がります!

トイレ、ベンチもも完備されていてとてもキレイな場所です。

広大な景色を楽しみながら一休みすると良いでしょう。

「国見峠・国見公園」で景色を楽しんだ後、さらに先に進みます。

舗装がなくなり、道幅も狭くなり、雰囲気もガラッと変わります。森林の中に入っていきます。

鳥のさえずる声がよく聞こえます。

コースは次の分岐を右方向へ進むことになっているのですが、なかなかその分岐が現れません。ちょっと不安になりながら森の中を進みます。

ようやく分岐が現れました。右へ進みます。

森林が深くなり、森になりました。原始林と思いますが、トンビやウグイスの声が聞こえます。

真上を何羽ものトンビが飛んでいきます。

真夏の晴れた日にはとても気持ちがいいのだろうと想像していました。

森林浴を楽しみながら進むと道央自動車道を渡る「音13号跨道橋」があります。

森林を切り開いて道央自動車道が作られたということがよくわかります。

「音13号跨道橋」を渡って進むと森林がなくなり、左手に畑が広がります。

その昔、開拓者によって森林が切り開かれ、畑作を初めたのだろう、重機などが無い時代に先人たちはすごいパワーがあったのだろう、と思いながら進みます。

左手前方には、次のスポットである「戸外炉峠駐車公園」が見えてきます。

戸外炉峠駐車公園・戸外炉峠の猫バス

畑を過ぎ、道道79号深川豊里線を登っていくと、「戸外炉峠駐車公園 (ととろとうげ)」へ到着です。

この記事のサブタイトルに示す通り「音江山麓の丘陵地帯に広がる石狩川と広大な田園風景」が目の前に広がります。

写真ではなかなか伝わらないかもしれませんが、石狩川は、大きく蛇行し、ゆったり流れています。

この「戸外炉峠」でのもう一つのお楽しみは「ねこバス」です。

深川市の地域づくり団体「戸外炉(ととろ)」が、農作業時の休憩用として使用していたバスを「ねこバス」仕様にペイントしたのが始まります。

深川市に「戸外炉(ととろ)」と言う地名はありません。

「戸外炉(ととろ)」とは、「戸外で炉を囲んで楽しもう!」と言うことから名付けられたグループ名のことで、その後、北海道によってこの名を取り、「戸外炉峠駐車公園」が整備され、この場所が「戸外炉峠」と言われるようになりました。

今では、この「ねこバス」を目当てに多くの方がこの地を訪れ、記念撮影をしています。

深川輝人工房について: 深川輝人工房&VIVAふかがわBlog
「地域づくりネット深川輝人工房」(ふかがわきじんこうぼう)は北海道深川市で活動する地域づくり団体です。  名前にある「輝人」の由来は、活動の趣旨「まちづくりは人づくり、人が輝けばまちも輝く、輝く深川人をたくさんつくりだしたい」から来ています...
写真雑記帳:ねこバスが誘う夜景 /北海道 | 毎日新聞
深川市を見渡せる高台に、SNSなどで認知度が進むオブジェがある。アニメ映画「となりのトトロ」でなじみが深い「ねこバス」を模した廃バス。脇には時刻表がついたバス停もあり、多くの観光客やライダーが訪れる新名所に育った。

「ねこバス」の記念撮影をし、「峠」を下ります。

雄大な田園風景を目の前にしながらしばらく下ります。

コースも残りわずかとなり、ほぼ下りのみとなるため、ちょっとうれしくなります。

音江川砂防ダム イルムの滝

下り坂をしばらく進んでいくと、左手に「音江川砂防ダム イルムの滝」が見えます。

この時期でも緑が深く、とても美しかったです。

「音江川砂防ダム イルムの滝」前の橋を渡ってすぐのところから左手の森林の中へ入っていきます。

温泉マークがあるので、わかりやすいと思います。

この森林を抜けるとゴールの「アグリ工房まあぶ」です。

アグリ工房まあぶ

森林の中を、「音江川砂防ダム イルムの滝」左手奥に眺めながら進むとゴール地点の「アグリ工房まあぶ」に到着です。

丘陵地帯に設けられたコースを蛇行する石狩川、田園の景観が堪能し、上り、下りの勾配、森林、丘陵などの自然を楽しむことができました。

お天気が曇りだったのが残念ですが、それでも素晴らしい景観でぜひともオススメしたいコースの一つです。

ゴール後は、「アグリ工房まあぶ」の温泉も楽しみ、疲れを癒して帰宅です。

深川フットパス

北海道ふかがわ観光サイト|遊ぶ・体験|フットパス

(2020.6.6)

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