札幌駅を朝出発して、2020年5月7日で廃止されることが決定しているJR北海道札沼線に乗って新十津川町へ。
そこでは、新十津川町の歴史と食を堪能し、隣町の滝川市までのタウンウォーキングを楽しみました。
滝川駅からさらに電車に乗って岩見沢市で行われている「いわみざわ百餅祭り」へ向かいました。
滝川駅から岩見沢駅へ
滝川駅は、旭川へ向かう函館本線と、芦別、富良野、新得方面へ向かう根室本線の2路線に所属しています。
根室本線は滝川駅が起点となり、帯広市および釧路市を経て根室市の根室駅までを結ぶ、全長440km以上の長い路線です。
14時45分の札幌方面行きの見慣れた普通電車に乗車し岩見沢駅へ向かいます。乗車時間は約40分です。
乗客はまばらで、車窓から空知の田園風景を眺めながらのんびりできました。
のんびりできるのはいいですね。旅の醍醐味です!
五穀豊穣を願う「いわみざわ百餅祭り」
岩見沢駅を降りると、JR北海道のJRヘルシーウォーキングもお祭りに合わせて開催されていたことから、ウォーキングを楽しんだ後の方もいらっしゃいます。
駅前では、地元農産物や加工品の販売をはじめ、岩見沢ブランドにこだわったイベントである「いわみざわ情熱フェスティバル」も開催されてたため、多くの方で賑わっていました。
「いわみざわ情熱フェスティバル」の会場を通って、世界一の大臼で餅つきが行われる商店街まで歩きます。
途中、道路脇には様々な露店が多数並び、さらに多くの方で賑わっており、大きなお祭りであることがわかります。
「いわみざわ百餅祭り」、昨年は地震の影響で中止だったんですよね。その分、今年は盛り上がったんでしょうね!
世界一の大臼で、力を合わせて餅つき
多数の露店の通りをしばらく進むと、大きなヤグラが目に入ります。
台上には、大きなウスとキネ(白い布がかぶっていますが)が見えます。
ウスの直径は約2.2m、重さ約5.5tだとか。この巨大なウスと巨大なキネを用いて、約60kgもある餅をつくのです!
すごい大きさだね!さぞかし迫力満点なんだろうな〜。
餅つきが始まるまでは少し時間があったので、ビールとつまみを買い、いい気分になってきました。
日も暮れてきた頃になって、ヤグラにも照明が入ります。提灯にも電灯がつき、いい雰囲気です。
お囃子が鳴り始め、餅となるもち米が運び込まれ、餅つきが始まります。
いよいよ始まりますね!
大きなキネでの餅つきは来場者も参加して行われます。
みんなで力を合わせて綱を引き、合図に合わせて離します。大きなキネがズドンと落下して餅をつきます。
最初は落下してもパフッって感じの音なのですが、回数を重ねるとしぶきが上がり、ズンッという音に変わります。
動画でそこまで表現できているか微妙ですが、ご覧ください。
すごいねぇ〜、動画を見るとその迫力が伝わってくるよ…
キネが降りたときのしぶきがすごいですね!
祭りの最後は、つきたての餅で作ったお汁粉を
大きなキネとウスでの餅つきが終わった後に、つきたての餅で作ったおしるこが振る舞われます。1,200〜1,300食ほどになるそうです。
普段食べている水分の多いニセ餅とは違って、餅本来の歯ごたえと食感、味わいで、おしるこの汁も甘すぎず、つきたての餅と合わさってとても美味しかったです!
うまそー!
おしるこを作るにあたっては、自衛隊の給食車が大活躍し、学生ボランティアの方など多くの方が関わられていました。とても美味しかったです。ありがとうございます!
初秋の「廃線間近のJR北海道札沼線の旅」は終わりを告げる
朝から列車に揺られながら空知の田園風景に癒されながら札沼線を巡り、新十津川町から滝川市までタウンウォーキングをしながら歴史と食を堪能し、岩見沢でお祭りに出会いました。
「いわみざわ百餅祭り」は今年で37回ということでしたが、恥ずかしながらその存在を知りませんでした。
今回、再発見し、再び行ってみたいと思った次第です。
札沼線は北海道医療大学から新十津川町までは来春で廃線となリます。これからますます大勢の方が訪れると思います。
また、石狩月形駅や浦臼駅周辺には温泉やワイナリーもあり、列車はなくなったとしてもいろいろな楽しみ方ができると思います。
今度は、私のマドンナ、浦臼町の観光大使「臼子ねぇさん」に会いに行きたいな…
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