「ウォーキング」は一番人気のある国民的な運動・スポーツ
人生100年時代へと言われるようになり、超高齢化社会を迎えて、健康志向が広がっています。
日常の悪しき習慣を改め、逆に良い習慣を身につけて健康な身体を手に入れようとしている人が増えているように思います。
その一環として運動することへの関心も高まっていて、中でもブームとなっているのがウォーキングです。
スポーツ庁が実施している「平成29年度スポーツの実施率状況等に関する世論調査」の結果からも見ることができます。
2018年11月から12月に実施された世論調査(有効回収数20,000件)の結果では、この1年間に行った運動やスポーツを聞いたところ、74.1%の方が、何らかの運動やスポーツを行ったと答え、実施した運動やスポーツは「ウォーキング」が 57.0%と最も高くなっています。
「ウォーキング」は過去の世論調査の結果を見ても1994年以降、常にトップを占めていて、その人気の高さが伺えます。
運動・スポーツをする目的
1年間に運動・スポーツを行った理由としては、「健康のため」「体力増進・維持のため」「運動不足を感じるから」が上位となっています。
人によっては、「健康的にやせたい」「メタボ体質から脱却したい」「身体のこりなどの不調を解消したい」などなど、ウォーキングに求める成果は様々あると思います。
「ウォーキング」の最大のメリットは手軽さ
何よりウォーキングの優れていることは、年代や性別を問わず「だれでも」、場所を選ばずに「どこででも」、思い立った時に「いつからでも」始めることができるところです。
競技性の高いスポーツと違って、複雑なルールを思える必要もなく、運動能力の差が露骨に示されるようなこともありません。この点もウォーキングの強みの一つと言えるでしょう。
どこの公道や公園でも実行することができ、専用のグラウンドや体育館、競技場もありません。そのため利用料や場所の確保といった手間もありません。
ちょっと気を使うとすればシューズくらいなので、特別な道具は必要ないので、少ない初期投資で始められます。
日常的で習慣化しやすい
日常の中に習慣化して、継続することによって、その効果が実感できるはずです。忙しくてついついサボってしまっても、いつでも再開できるところもウォーキングの良いところです。
ただ、歩くことは、義務感でムリをして行うようなことではないと思います。年齢に関わらず誰でも行えますが、人によって体力も異なりますし、身体のどこかに不調な部分もあるかもしれません。
また、高すぎる目標や、他人のペースに惑わされることもあるかもしれません。そこは、自分自身ができる範囲でベストを尽くせば良いと思います。時には休むという冷静さも必要になると思います。
多くの効能があるスグレもの
手軽さと習慣化しやすいもう一つの理由は、様々な効能があることだと思います。
- 体脂肪を燃焼できる
- 心肺機能が向上する
- 基礎代謝が増加する
- 血行が改善する
- ストレスが解消される
- 姿勢が良くなる
- 良く眠れるようになる
などなど
ウォーキングは、強度はそれほど高くないものの、心臓や肺、血管、広範囲の筋肉などをフルに使う全身運動であるため、心肺機能の向上はもちろんのこと、身体に好ましい痩せ方をします。全身の筋力アップにより基礎代謝が上がり、太りにくい体質になるとともに、減った体重を維持することができることになります。
また、ウォーキングは有酸素運動であるため、ある程度の時間連続して行うことにより、体内の脂肪を燃やします。内臓脂肪ももちろん減少するので、メタボ改質の改善にも役に立ち、生活習慣病の予防にもなります。
最後に
「ウォーキング」が、一番人気のある国民的な運動・スポーツで、日常的で習慣化しやすく、多くの効能があるスグレものであることをご紹介してきました。
記事にも書いた通り、年代や性別を問わず「だれでも」、場所を選ばずに「どこででも」、思い立った時に「いつからでも」始めることができます。
通勤や通学の行き帰りなどにちょっと遠回りしてみることや、休日のちょっとした時間に地域を歩いてみるなど、あまり気張らずにまずは初めてみるのが良いと思います。
少し慣れてきたら、本サイトでご紹介するような認定コースやイベントに参加して、さらに楽しむのも良いでしょう。
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