札幌市の周囲をぐるりと一周歩いてみませんか?
2023年6月4日、NPO法人ウォークラボ札幌により「さっぽろラウンドウォーク」と名付けられた札幌市の周辺を巡るあわせておよそ140Kmのコースが発表されました。
コースは北海道大学やNPO法によりおよそ4年かけて選んだものとなります。
「さっぽろラウンドウォーク憲章」が掲げられている
NPO法人ウォークラボ札幌による「さっぽろラウンドウォーク」実施にあたっては、様々なステークホルダーが力を合わせることが不可欠との考えの元、「さっぽろラウンドウォーク憲章」が掲げられています。
私達は先人によって築かれたこの札幌のまちなみや住環境、
歴史や文化、自然資源など誇れる財産を継承し次世代に引き継いでいかなくてはなりません。
歩くことの楽しみや、先人のまちづくりに対する思い、それによって形成される人々の営み。
新たな交流が生まれることによる資源の再認識を目指し、ここに6つの憲章を掲げます。
- 自然保護
豊かな緑と水をはぐくむ自然を感じる道とします。 - 郷土学習
郷土を知り、守り、その誇りを伝える道とします。 - 健康づくり
健康づくりを促進する道とします。 - 観光資源
札幌の価値を高める観光資源としての道とします。 - 市民協働
市民協働で守り伝える道とします。 - 持続可能性
多くの人に親しまれ、子や孫に伝える道とします。
140Kmを3エリア10セクションにて巡る
コースは札幌市をぐるりと一周、全長約140Kmのコースです。
モエレ沼などを巡る「歴史と文化の田園エリア」、野幌森林公園などを巡る「自然を楽しむ里山エリア」、それに藻岩山などを巡る「街を眺める山手エリア」のあわせて3つのエリアが設けられています。
- 街を望める山手エリアは札幌市の西側を歩く「街を望める山の手エリア」
- 歴史と文化の田園エリアは札幌市の北側を歩く「歴史と文化の田園エリア」
- 自然を楽しむ里山エリアは札幌市の南側を歩く「自然を楽しむ里山エリア」
各セクションは10Kmから16Kmで構成されている
- セクション1 「真駒内駅~旭山記念公園」(街を望める山手エリア)
- セクション2 「旭山記念公園~宮の沢ふれあい公園(街を望める山手エリア)
- セクション3 「宮の沢ふれあい公園 ~石狩南高校前」(歴史と文化の田園エリア)
- セクション4 「石狩南高校前~JR拓北駅」(歴史と文化の田園エリア)
- セクション5 「JR拓北駅~モエレ沼公園」(歴史と文化の田園エリア)
- セクション6 「モエレ沼公園~JR新札幌駅」(歴史と文化の田園エリア)
- セクション7 「JR新札幌駅~JR上野幌駅」(自然を楽しむ里山エリア)
- セクション8 「JR上野幌駅~アンデルセン福祉村」(自然を楽しむ里山エリア)
- セクション9 「アンデルセン福祉村~滝野すずらん公園」(自然を楽しむ里山エリア)
- セクション10 「滝野すずらん公園~地下鉄真駒内駅」(自然を楽しむ里山エリア)
コースマップは地図の購入かアプリにて
さっぽろラウンドウォークを歩くためには地図が必要となります。
コース地図は、紙媒体での地図の購入もしくはスマホ用アプリが必要となります。
アプリは無料で配布されていますのですぐにコースマップを確認することができオススメです。
全道各地のコースを著した北海道フットパスガイド
NPO法人の理事である小川浩一郎さんの著書に「北海道フットパスガイド」があります。
札幌市をぐるりと一周するコースは「札幌周回ウォークウェイ」として、数Kmから10Km程度の細かいコースで紹介されています。
これと今回の「さっぽろラウンドウォーク」を合わせるともっと札幌が見えてくるのではないかとワクワクしています。
「北海道フットパスガイド」はすでに廃刊になっているため購入は難しいかもしれません。しかしながら札幌市の市図書館にて所蔵していますので無料で閲覧、借用は可能です。
気になる方は図書館のサイトで検索してみると良いでしょう。
最後に
今年、札幌周回ウォークの新たな取り組みが開始されました。
藻岩山への登山もあるコースとなっています。
前述の通り、これまでの「札幌周回ウォークウェイ」と「さっぽろラウンドウォーク」を合わせる元によりよりディープなサッポロが見えてくるのではないかと期待しています。
完走できるまでどれくらいかかるかわかりませんがコツコツ歩いてみようと思います。
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