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北海道大学 札幌農学校第2農場 〜北海道遺産No.6:札幌市〜

北海道

「札幌農学校第2農場」は、札幌農学校が開校した明治9年(1876年)直後から90年近く続いた研究施設です。

初代教頭であるクラーク博士の大農構想により、明治10年(1877年)に建てられた模範家畜房(モデルバーン)や穀物庫(コーンバーン)、明治42年(1909年)に建てられた牝牛舎など、9棟の施設が現存しています。

模範家畜房(モデルバーン)は最古の洋式農業建築

模範家畜房(モデルバーン)は最古の洋式農業建築で、クラーク博士が前任のマサチューセッツ農科大学で1869年に建設した畜舎をモデルにしたと伝えられています。

1階が家畜舎、広々した2階は干草置場となっているため、他の建物に比べ背が高くなっています。

模範家畜房(モデルバーン)の内部には、牛舎構造が再現され、農具なども展示されていることからその当時の様子を垣間見る事ができます。

また、大正元年に建設された緑飼貯蔵庫は道内最古のサイロと伝えられています。当時の酪農経営の形態を知る上で、札幌農学校第2農場は大変貴重な建築物となっています。

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北海道遺産について

次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選ばれたのが「北海道遺産」です。北海道の豊かな自然、北海道に生きてきた人々の歴史や文化、生活、産業など、各分野から道民参加によって選ばれました。
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クラーク博士の大農構想により、明治10年に建築した模範家畜房や穀物庫をはじめとするわが国最古の洋式農業建築群を揃えており、ここから日本の畑作・酪農の技術普及が進んだ。

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