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霧多布湿原 〜北海道遺産No.18:浜中町〜

北海道

北海道には国内の8割もの湿原があります。

その中でも霧多布湿原はその独特な地形と植生で知られています。

原景観を構成するすべての要素が一望できる学術的にも貴重な湿原です。

総面積3,160haのうちの一部(803ha)は、大正11(1922年)「霧多布湿原泥炭地形形成植物群落」としてに天然記念物に指定され、数百種の高山植物が自生しています。

地域では湿原保全のナショナルトラスト活動が積極的に展開されています。

保全行革の沿革が霧多布湿原センターのホームページに掲載されています。

保全行政の沿革

1922年霧多布湿原中央部の高層湿原部分803.46haが
「霧多布湿原泥炭形成植物群落」として、国の天然記念物に指定
1955年厚岸道立自然公園に指定(2,850ha)
1981年銃猟禁止区域を指定(1,156ha)
1992年湿原南側民有地の一部を町が買い上げる(1,378ha)
1993年湿原榊町地区の民有地の一部が町に寄付される(12ha)
1993年国設鳥獣保護区を指定(2,088ha)
ラムサール条約登録湿地に指定(2,504ha)
これにより、国際的な評価を受けると共にその保全と賢明な利用についての責任も生まれた。

(霧多布湿原センターのホームページより転載)

霧多布湿原は「花の湿原」

霧多布湿原は「花の湿原」とも言われています。

写真の案内図にあるように、春から秋にかけて咲く花々の美しさを楽しむことができます。

また、タンチョウや白鳥など百種の野鳥も観察できます。

琵琶瀬展望台は360度のパノラマを楽しめる

霧多布湿原の展望を楽しむのであれば、琵琶瀬展望台をおすすめします。

霧多布湿原の南に位置する高台にあり、360度のパノラマが楽しめます。

前方を見ると広大な霧多布湿原の中を琵琶瀬川が蛇行する大パノラマが展開、振り返ると太平洋の荒々しい景観が待ち受けており、国際級との観光評価もあります。

霧多布湿原について学ぶなら霧多布湿原センターで

霧多布湿原センターは、平成5年(1993年)に霧多布湿原を見下ろす高台に建てられました。

「こどもたちや地域の人々に、霧多布湿原や身近な自然環境を大切にする気持ちを育てていきたい。それがこの町の産業や将来の発展につながる」という思いが込められています。

湿原の成り立ちの解説や、見て、触って、遊べる展示、浜中町を楽しむための情報が提供され、カフェでは、湿原を眺めながらゆったりとくつろげます。

アクセスなど

この遺産に出会えるコース

北海道遺産について

次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選ばれたのが「北海道遺産」です。北海道の豊かな自然、北海道に生きてきた人々の歴史や文化、生活、産業など、各分野から道民参加によって選ばれました。
次の世代に残したい北海道の宝物 北海道遺産
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湿原景観を構成するすべての要素が一望できる学術的にも貴重な湿原。一部は「霧多布湿原泥炭地形形成植物群落」として大正11年に天然記念物に指定され、数百種の高山植物が自生している。

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