「ぐりんれいちゃんねる」でイチバン人気の動画は、2019年3月に公開された吹奏楽で大人気の曲『宝島』です。
吹奏楽をやっている人に好きな曲を尋ねたら必ずといっていいほど挙がる曲ではないでしょうか?
「ぐりんれいちゃんねる」でいつものように初見から練習、本番まで楽しませてくれています。
サックスカルテットでは音符が多くて大変そうですね。
吹奏楽版の『宝島』は1991年のNew Sounds in Brass
吹奏楽版の『宝島』は1991年のNew Sounds in Brass(ニュー・サウンズ・イン・ブラス)第15集で登場します。
ラテン系のパーカッションとホルンのバックグラウンドでのグリッサンド、ブラスのユニゾンなどがとても印象的です。
編曲は日本吹奏楽界の巨匠、真島俊夫さんです。
2016年に他界されましたが、吹奏楽のためのオリジナル、ジャズやポップスの作・編曲作品が数多くありその功績は計り知れません。
原曲はT-SQUAREの1986年発表の曲
この『宝島』、今では吹奏楽の定番曲になりすぎて、原曲があるということを知らない方も多いかもしれません。
元々は日本を代表するインストゥルメンタルバンドT-SQUARE(ティー・スクェア)(1988年までは”THE SQUARE”)の曲で、作曲者はバンドメンバーでもある和泉宏隆さんです。
T-SQUAREは、80年代から90年代にかけて、ジャズやフュージョンバンドとして人気を確立し、数々の名曲や名プレイヤーを輩出しました。
「TAKARAJIMA」は、1986年3月5日にリリースされたTHE SQUAREの11枚目のアルバム『S・P・O・R・T・S』(スポーツ)で発表された曲です。
『宝島』以外にも同じく吹奏楽アレンジで「TRUTH」や「オーメンズ・オブ・ラブ」なども吹奏楽版で登場していますので、馴染みが深いのではないでしょうか。
1989年の演奏がありますのでご覧ください。
▼伊東たけしさんのソロが素晴らしい、若い!
そして、2004年の演奏。キーボードソロは作曲者の和泉宏隆さんです。
▼大人の洗練された感じの宝島
吹奏楽版は重厚な感じがしますが、原曲はとても爽やかで、「TAKARAJIMA」で何か新たな発見が出来そうなワクワク感が漂います。
吹奏楽版の否定や、どちらが良いという優劣をつけるつもりはまったくありませんので…
ウインド・シンセサイザーが全盛
この原曲の動画をご覧になった方は、このメロディーを吹いている楽器が何なのか?と思ったかもしれません。
ウインド・シンセサイザーというアナログシンセサイザーを用いた電子楽器で管楽器と同様の吹奏楽器です。
現在は、Akai Professionalのウインド・シンセサイザーの代名詞であるEWIシリーズのみと言って良いかもしれませんが、その当時は、リリコンという1970年代にアメリカで開発されたものもありました。
T-SQUAREでは、音色の特徴を生かしてEWIとリリコンを曲によって使い分けていたようです。
「TAKARAJIMA」ではEWI、「オーメンズ・オブ・ラブ」やF1グランプリのテーマ曲に採用されて有名となった「TRUTH」ではリリコンが使われています。
エリック・ミヤシロさんのアレンジもとてもステキ
エリック・ミヤシロさんといえばトランペットでハイトーンの賢者として人気ですが、エリックさんがアレンジしたトランペットが主役の『宝島』もとてもステキなので、この機会にご紹介します。
▼トランペットソロが主役の『宝島』
作曲者ご本人のライブ演奏は必見
▼作曲者 和泉宏隆氏のライブ
ぐりんれいメンバーのサックスソロ聴き比べも必見
ぐりんれいメンバー4人のアルトサックスソロの聴き比べも必見です。
普段、テナーサックス、バリトンサックスを吹いているゆっきーさん、おでんちゃんのアルトサックスでのソロがありますよ!
Green Ray Saxophone Quartet / グリーン レイ サクソフォーン カルテット
Twitterではハッシュタグ #ぐりんれい #greenraysaxophonequartet などをつけるとご本人たちがツイートに反応してくれる確率が上がります(ww)
スマホケース・パーカーなどのグッズもあります
1st CD『Green Ray』はこちらから↓
"初回限定ポストカード付き"は予定数量を完売しましたが、増刷されることが発表されています。
発売日程などは公式Twitter (@GreenRaySQ)をご確認ください。
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