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札響シンフォニックブラス2022 〜サクソフォン須川展也さんを迎えて〜

エンタメ

札幌交響楽団(札響)の特別演奏会「札響シンフォニックブラス2022」が札幌コンサートホールKitaraで開催されました。

札響スペシャルブラスは、2004年から2019年まで毎年開催れており、「札響シンフォニック。・ブラス」演奏会のために毎回特別に編成されてきました。

ざわざわしていたこともあり、今年は3年ぶりに、札響の菅打楽器奏者とコントラバスを中心に、多くの人数が必要なクラリネットや打楽器、オーケストラではなかなか見かけないサクソフォン、ユーフォニアムなどで道内外から客演を迎えています。

3年ぶりだったんですね!演奏会ないなぁ〜と思ってたんですよ。

そして、今年のスペシャルゲストは、日本を代表するサクソフォン奏者である須川展也さん。

第一部は札響によるオーケストラ・ステージ。第二部は、札響スペシャルブラスによる吹奏楽ステージです。

なかなかこのような構成の演奏会はないと思われます。

いやぁ〜、オケと吹奏楽の演奏会って聞いたことないな。いいなぁ〜….

札響シンフォニックブラス2022

  • 札幌交響楽団 特別演奏会
  • 2020年5月7日 開演15:00(開場14:30)
  • 札幌コンサートホールKitara大ホール
  • 指揮 藤岡幸夫
  • サクソフォン 須川展也
  • 管弦楽・吹奏楽 札幌交響楽団&札響スペシャルブラス

第一部 オーケストラステージ <札幌交響楽団>

  • サクソフォン協奏曲「Mystic Forest」 (菅野祐悟)
    I. Blooming Flowers
    II. Falling Leaves
    III. Crystal Forest
  • 組曲「惑星」より (ホルスト)
    火星
    木星

第二部 吹奏楽ステージ <札響スペシャルブラス>

札響スペシャルブラス ©︎札幌交響楽団
  • 宝島 (和泉広隆(真島俊夫編曲))
  • 2022年吹奏楽コンクール課題曲より
    課題曲I やまがたふぁんたじぃ 〜吹奏楽のための〜 (杉浦邦弘)
    課題曲II マーチ「ブルー・スプリング」 (鈴木雅史)
    課題曲Ⅲ ジェネシス (鈴木英史)
    課題曲Ⅳ サーカスハットマーチ (奥本伴在)
  • 富士山ー北斎の版画に触発されて (真島俊夫)

アンコール

  • オーメンズ・オブ・ラブ (和泉広隆(真島俊夫編曲))

最後に

ここで語る必要もないほどの実力と人気のある須川展也さんの演奏はまさにスペシャルでした。

はじまった瞬間から会場全体がその音色と迫力に吸い込まれていったのでした。

「Mystic Forest」すごかったですね〜。超絶技巧って言うんでしょうか?
帰ったら配信のやつもう一回聞いてみようと思います。

オーケストラも編成が大きく、「惑星」でのホルンは7本。”めだま”さんがTwitterでおっしゃる通り”ゴールド金賞”、その迫力ある音は素晴らしかったと思います。

そして、第二部の札響スペシャルブラス!

普段オーケストラではなかなか見かけないサクソフォン、ユーフォニアムなどの客演を迎えての構成です。

一曲目は、吹奏楽ファンであればおなじみの”宝島”。1987年発売のニューサウンズ・イン・ブラスに収録されている楽曲です。

この発売当時の録音は、東京佼成ウインドオーケストラ。そして、アルトサックスのソロは若かりし頃の須川さんでした。これだけは誰にも負けない…と言うようなオーラを感じたのは私だけでしょうか?

そして、ホルンには、YouTubeでおなじみの”はなちゃん”(@HANAs_Horn)や、フルートには元シエナの金野さん(@sayafl)、サクソフォンも実力派の方たちも揃いました。

そのサウンドは上品かつ迫力満点で、楽しめました。

久々にユーフォニアムの本物の音を聞いた感じがするよ。よかったなぁ〜…

宝島に始まり、富士山、オーメンズ・オブ・ラブで締めくくるのは、まさに真島ワールド。王道な構成だったのではないでしょうか。

今度は、課題曲、ポップス以外で、A.リード、ホルストなどのオリジナル曲も聴いてみたいと思いました。

3年ぶりに復活した札響シンフォニックブラス。

また来年、楽しめることを願って、今日は良い夢が見られそうです。

(2022.5.7)

札幌交響楽団について

▲札幌交響楽団 (公式ホームページより)

札幌交響楽団は1961年発足し、2016年には創立55年を迎えました。北海道唯一のプロ・オーケストラとして「札響」の愛称で親しまれ、透明感のあるサウンドとパワフルな表現力は雄大な北海道にふさわしい魅力を放つオーケストラとして常に人気を集めています。札響は、常に多くの道民・市民に愛されるオーケストラを目指し、北海道から世界に発信する活動を展開し、年間の公演回数は道内外で120回をこえます。

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