これまでに何度か札幌市内の北海道遺産を巡る「北海道遺産おさんぽスタンプラリー」に参加してきました。
次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選ばれたのが「北海道遺産」です。
札幌市の創成川から東側は「産業のまち」
札幌市の創成川から東側は、豊平川の伏流水や貨物輸送の利便性などによって明治の頃から「産業のまち」として栄えました。さまざまな工場や倉庫がひしめき、下町的な雰囲気を残しています。
札幌市東区苗穂地区の「札幌苗穂地区の工場・記念館群」が北海道遺産No.34として登録されています。
この記事では、遺産を構成している工場・記念館の中の一つである「サッポロビール博物館」をご紹介します。
サッポロビール博物館
サッポロビール博物館は、日本で唯一のビール博物館です。
美しい赤レンガが印象的なこの建物は、札幌の赤レンガ建築を代表する建物で、明治23年(1890年)に建設され、当時は札幌製糖会社の工場だったとのことです。
明治36年(1903年)に札幌麦酒会社が製麦工場として改修され、昭和62(1987年)に永久保存するために博物館として開設しました。
札幌でビールが作られることになった歴史や当時の苦労の様子がとてもよくわかる展示構成となっています。
プレミアムツアー(有料)では迫力の6Kワイドシアターで観る開拓期の麦酒づくりをめぐるストーリーや開業当時のレシピを基に再現した復刻札幌製麦酒のテイスティングなどが体験できます。
展示スペースは無料で見学が可能です。また、見学終了後は有料になりますが、もちろんビールが楽しめます。3種類のビールが揃った飲み比べのセットが人気となっています。ぜひ飲み比べてみてはいかがでしょうか?
四季折々に見せる違った表情
また、赤レンガが美しい建物は四季折々でその表情が変わります。冬のイルミネーションされた木々と白い雪、そしてライトアップされた建物の風景は忘れられない光景となるに違いありません。
札幌駅、苗穂駅などからも徒歩圏内で行ける範囲にありますので、お散歩がてらビールを飲みにお出かけするのも良いでしょう。
コメント