マーフィー流トレードの2つ目のチャートは「スパンモデル」。
「価格的要素」と「時間的要素」の2大要素から構成されていますが、最初に登場した「スーパーボリンジャー」は「価格的要素」について強く、「スパンモデル」は「時間的要素」に強いとされています。
そのため、いつ買う、いつ売りのタイミングなのか判断に適しており、スーパーボリンジャーよりも比較的長期の判断に適したチャートとなっています。
スパンモデル
「スパンモデル」は3つのスパンで構成されています。
- 青色スパン(短期トレンド方向を計る)
ローソク足との位置関係で判断。- 赤色スパン(長期トレンド方向を計る)
赤色スパンの向きで判断。- 遅行スパン(中期トレンドを計る、パラメーターは「26」)
ローソク足との位置関係(通常の陽転、陰転、絡み)で判断。
ゾーンとの位置関係(本格的な陽転、陰転、絡み)で判断。
青色スパンと赤色スパンの計算
「青色スパン」
(過去9本の高値+過去9本の安値)÷ 2 = A
(過去26本の高値+過去26本の安値)÷ 2=B
(A+B)÷ 2=青色スパン
マーフィー氏の動画中の資料やサイト内の資料でAとBを算出する際の「÷2」が記載されていないため、それを鵜呑みにするとチャート上で正しく青色スパンが表現できません。
「赤色スパン」
(過去52本の高値+過去52本の安値)÷ 2= 赤色スパン
スパンモデルのゾーン
「青色スパン」「赤色スパン」を計算してチャート上で表示した際に、囲まれる部分を「ゾーン」と読んでいます。網掛けや、「青色スパン」が「赤色スパン」の上に位置すれば「青」、「赤色スパン」が「青色スパン」の上に位置すれば「赤」などの色が付けられている場合が多いです。
遅行スパン
「スパンモデル」の「遅行スパン」は、ローソク足の終値を26本分過去に移行させた点を結んだラインのことです。
「青色スパン」と「赤色スパン」が交差すると「変化時間帯」に突入
「青色スパン」は9本分と26本分高値安値を利用することから変化が大きくなります。対して「赤色スパン」は52本分の高値安値を利用するため変化は「青色スパン」よりも緩やかになります。
そのため、「青色スパン」が短期優位性、「赤色スパン」が長期優位性を示すと言われています。
ここで重要なのが、「青色スパン」と「赤色スパンが」交差するところ。
相場が変化、「転換」か「加速」する「変化時間帯」になったと教えてくれるところです。
交差したからと言って、すぐに変化することもあれば、時間が経ってから変化することもあります。
時間足によってその「猶予期間」があり、交差してから5分足では8本分の時間(40分)、1時間足で5本分(5時間)の間で変化すると言われています。
ひとりごと…
計算式はわかった…
これは簡単にできそうだな…
参考にした記事など
使用しているチャートについて
当サイトで使用しているインディケーターは、マーフィー氏が動画で公開している内容を元に自作したMT4用のスパンオートシグナルです。配布等は行っておりません。
この情報を参考にして被った不利益、損害については一切責任を負うものではありません。
自作スパンオートシグナルについてはこちらからの記事をご覧ください。
https://bratto.org/market/7156158/
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