久しぶりにサクソフォン奏者中村均一さんの演奏会へ行くことができました。
2020年3月にご紹介した一音一音に魂の入った自主制作CD「八戸でみたゆめ」のリリースの際の演奏会以来です。
今回もとても心が洗われ、ステキな演奏会でした。ありがとうございます。
待ちに待った「八戸でみたゆめ」Vol.2のリリース
実はこの演奏会、サクソフォン奏者中村均一さんの一音一音に魂の入った自主制作CD「八戸でみたゆめ」の続編、Vol.2の先行リリースの演奏会でした。
「八戸でみたゆめ」Vol.1では、1週間ほど生死の境を彷徨った中村さんの命を救ってくれた医療関係者の方々への感謝の気持ちとその想いが込められています。
さて、今回は…
先行リリースされたCDのタイトルは『八戸でみたゆめ Vol.2 「幸せな地球の物語」』。
八戸でみたゆめ Vol.2では”命”を吹き込む
今回の『八戸でみたゆめ Vol.2 「幸せな地球の物語」』をリリースするにあたり、中村さんは次のように記されています。
この物語はとても切なく悲しいけれど、だからこそ美しく心に響く音楽から始まります。
幸せは苦しみや辛さも含めて幸せなのです。人も動物も生まれてくる時は、お母さんの苦しみの中から生まれて来ます。そして、それは喜びに包まれて祝福されて、生きて生かされるのですね。
生まれる命は人や動物たち𓃒𓃘𓃹𓃱𓃰𓃟だけではありません。地球の海の中では命の営みが溢れ、命の水が空の雲になり、雨になり、霧になり、花になり、森になりそしてまた新しい命に受け継がれる。
生と死は織りなす縄の様に そんな壮大な作曲家西上和子のワンダーランド✨を是非多くの皆さまに体験して頂きたいと思います。
心を潤す一枚に加えて頂けたら嬉しいです。
今回の『八戸でみたゆめ Vol.2 「幸せな地球の物語」』では、「幸せな地球の物語」として”命”、”営み”に焦点が当てられています。
作曲家西上和子さん(中村さんの演奏会ではピアノ伴奏をされています)のワンダーランドにて、命を救われた中村さんが、今度は”命”を吹き込む役になるのだと私は思いました。
11月1日 札幌にて先行リリース演奏会が開催される
2021年11月1日。
札幌にて中村均一さんのサクソフォンと作曲家西上和子さんのピアノ、そして札幌交響楽団のファゴット奏者夏山朋子さんのトリオにより、『八戸でみたゆめ Vol.2 「幸せな地球の物語」』の先行リリース演奏会が開催されました。
中村さんご自身も前回作以降、さまざまなことを考え、今できることを、精一杯…ということをおっしゃっていたのが印象的でした。
繰り返される自然の生きる力、生命力、命と営み。
それを音楽で。
小規模ながら、その熱い想いと魂がこもった一音一音にとても引き込まれ、心が洗われ、命が吹き込まれた感覚を持ったのは私だけではないはずです。
CDを手に取られてその海にまつわる大きな力を感じていただけたらと思います。
「Torio de Souhait」 (トリオですえぇ〜)は「アートにエールを!」で公開されています
今回のアルバムにも含まれ、演奏会でも演奏された西上さん作曲の「Trio de Souhait」。
優しい光に包まれる緑のもと、ステキな演奏が公開されています。
「翼にください」に感動
アンコール最後に、Vol.1に収録されている「翼をください」が演奏されました。
何度も聴いている私の大好きなお気に入りの一曲です。
私は、この編曲にはドラマが感じられ、勇気をもらう感覚があります。
今日は何か中村さんの想いがとても詰まっていたように感じられ、いつも以上に感動し、聴き入りました。
ありがとうございました。
ファゴット奏者夏山朋子さんのTweetより。
コンサート、無事に終演致しました。saxとの室内楽はなかなか大変だと思っていましたが、きんさんの音色と音楽に身を委ねつつ、思い切って吹くことができました。
西上さんの素晴らしいフレーズにも吹きながら心震えていました🥲💕とにかく楽しかった🎵
ご来場下さった皆様ありがとうございました! pic.twitter.com/2SbvjvAmRD
— サナトモ (@sanatomofgsso) November 1, 2021
CDの入手は「中村均一 〜八戸でみたゆめ project〜」サイトから
下記のサイトからメールでのお問い合わせとなっています。
「CDのお申し込みはこちらへ」のページをぜひご確認ください。
また、前回作「八戸でみたゆめ」についても今ならまだ入手できる可能性がありそうです。
また、ガーシュインの曲を集めたアルバムがAppleMusic内にあります。
コメント