
これまでに脂肪減少に伴い細胞内に溜まった「水」を排出させるポンプ(カリウム)を戦略的に使用して停滞期を「一気に脱する(ウーッシュ効果)」という考え方で突破。
そして、さらにクエン酸と塩という「クリーンな着火剤」を投入しました。
そこからエネルギーの循環(クエン酸サイクル)と水分排出シナジーを一気に加速させました。
現在、私の身体は完全に深化を続けています。
最強の装備・最強の燃料
すべてが順調に進んでいると思っていました。
しかし、身体は、私が予期せぬ形で、一時的な不協和音を奏で始めます……。
体重は減り、脳も冴え、このバイオハックの成功を確信していた矢先。
絶好調の影に潜む「異変」
椅子から立ち上がった瞬間の立ちくらみや、ふとした時にふらっとの足元がふらつく。
めまいまではいかない僅かなものです。階段を降りるときになんとなくふらっとするような感覚です。
これまで朝のバターコーヒーに始まり、肉や魚、野菜などのタンパク質を多くとり、少々糖質は控えめにしてきました。
「最強の食事」を実践し、身体を最適化している自分に、なぜ不調が起きるのか?という戸惑いが多少なりともありました。
しかし、焦ることはなく、意外と冷静な疑念でした。
この不調は、身体からの「SOS」なのか、それとも「反応」なのか。
でも身体の中で、何かが静かに不協和音を奏でている。
バイオハッカーを襲う「電解質の枯渇」
このトラブルの解析を始めて、いろいろと調べまくりました。
結果、この症状は「ケト・フル(Keto Flu)」と呼ばれる、ケトン体モードへの移行期に特有の、一時的な適応プロセスではないか?と言うことがわかりました。
- メカニズム(インスリンとナトリウムの相関関係): 糖質制限(ケトジェニック状態)では、インスリン低下に伴い腎臓が水分とナトリウムを激しく排出する。
- 自己分析: 溜まった「水」を排出させるポンプ(カリウム)を回し、クエン酸ハックにより、エネルギー代謝と水分排出はさらに加速。これにより、体内のミネラル(電解質)バランスが崩れてしまった。
「なるほど。この立ちくらみは、身体システムは正常に機能している。ただ、身体を走る『電気信号』がショートしているだけだ」
雪塩・ぬちまーすにより「電解質を加える」
身体の中にある問題が「電気信号のショート」であるならば、その解決策はシンプルです。調べた結果の結論はショートを解消するための道具を、戦略的に投入するだけということです。
私は、ここで「電解質を加える」という解決策を実践しました。
- 対策: 先にご紹介したクエン酸水をぐいっと飲む
- 効果:しばらくするとスーッとふらつきが収まり、バシッと正常に戻っていく感覚がありました。
- 補足: マグネシウム、カリウム、ナトリウムが揃った「海洋ミネラル」だからこそ成し得た、即時回復であると考えています。
「塩は身体をむくませるものだと思っていました。しかし、この高ミネラル塩は、むくみを晴らす最強の相棒になったのです」
雪塩・ぬちまーすの比較
雪塩とぬちまーすはどちらも海水塩ですが少し成分と効用が異なります。
| 項目 | 雪塩 (宮古島) | ぬちまーす (沖縄本島) |
|---|---|---|
| 特徴的な製法 | 瞬時に水分を飛ばす「雪塩製法」 | 霧状に噴霧して結晶化させる「常温瞬間空中結晶製法」 |
| 味のプロファイル | パウダー状で、まろやかな塩味 | ミネラル濃度が高く、独特の深いコクと甘み |
| マグネシウム (100g中) | 約2,810mg | 約3,620mg(世界最高峰) |
| カリウム (100g中) | 約859mg | 約1,140mg(トップクラス) |
| 水分排出効果 | 高い(カリウム・マグネシウムによる) | 極めて高い(カリウム含有量が豊富) |
| バイオハック用途 |
クエン酸ドリンクのベースに最適 マグネシウムの補給(身体の修復の助け)を最優先したい時に有効 |
ふらつき・立ちくらみ時の「即効リロード」 まろやかな味(食事を引き立てる)や、カルシウムの補給も合わせて行いたい時に有効 |
| 記事での役割 | 「第6回:排出」の主役 | 「第8回:不調からの復帰」の切り札 |
一般常識(減塩)のバイアスを外す
この経験により、私が感じたのは一般常識のバイアスを外すことの重要性でした。
「減塩=健康」という思い込み
高いパフォーマンスを出し続ける身体には、一般常識を上回るミネラルは必要です。
調味料としての塩から、身体を最適化させる「道具としての塩」。
身体の声を聴きながら戦略的に「加塩」することの重要性。
これこそが、身体の深化を完了させるために必要な本当の戦略と感じます。
一般常識にとらわれず自ら調べ、考え実践して結果を出す。これが重要です。
肉を焼く時も雪塩やぬちまーすを使用して焼くととても良い感じの優しい塩味になります。塩分濃度は高くないと思いますので、私はクエン酸水以外でも料理に使用しています。
次回予告:身体の中の「拒絶」 〜胃腸炎というシステム調整〜
電解質を加えることで身体は正常に戻りました。
しかし、身体は変化を激しく「拒絶」するかのような反応を見せます。
糖質制限(ケトジェニック状態)における「インスリンとナトリウムの相関関係」のその先にある、身体の深化を完了させるための、腸内環境整備というプロセス。
次回は、突然訪れた激しい胃腸炎。ぜひお読みください。
